【国際機関】2024.05.14 発表
国際エネルギー機関(IEA)は、初の「アフリカ・クリーン調理サミット」の成果を報告した。サミットは、2024年5月14日にパリで開催され、タンザニア、ノルウェー、アフリカ開発銀行(AfDB)、IEAを議長として、約60ヶ国と開発関係団体が参集した。
アフリカでは、5人に4人近くが薪炭、農産物残滓、家畜の糞などを燃料に簡易コンロで調理している。はだか火から出る煙は有害物質を含み、アフリカで早死の原因第2位を占めるという。特に女性と子供の被害と負担が大きい。
サミットでは、健康と環境を害さないクリーン調理実現のために、関係国・機関により22億ドルの資金投入が約束された。AfDB総裁は、今後10年間で融資を年2億ドルに増やし、アフリカ持続可能エネルギー基金(SEFA)を通じて総合的な融資を強化すると述べた。IEAは、2030年までにアフリカのすべての人にクリーン調理を保障するためには、年40億ドルが必要と試算する。今後さらに多くの資金拠出を募り、取組を促進する。
【国際エネルギー機関】
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