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【韓国】2024.05.09 発表

韓国環境部、動物福祉の推進等を担う「拠点動物園」第1号として清州動物園を指定

韓国環境部(ME)は、「動物園および水族館の管理に関する法律」(動物園水族館法)の2023年12月改正に伴い、清州動物園(忠清北道清州市)を初の「拠点動物園」として指定した。
拠点動物園は、教育・普及活動を通じた動物園の能力向上、動物疾患・安全管理の支援、繁殖・保全プロセスの管理等の役割を担い、必要な予算は政府から支援を受ける。清州動物園は、MEと野生動物専門家が現地査察を行い、動物園水族館法に定めた施設要件(面積1万m2以上、動物病院、研究・訓練施設等)、及び人員要件(運営・管理職員5名以上、動物ケア・福祉職員8名以上、獣医師4名以上等)をすべて満たすことを確認。生物多様性の保全活動や野生動物管理の経験、今後の取組への意欲を勘案し、MEは清州動物園が中部地域の拠点動物園としての能力を有していると判断した。今後、首都圏や湖南地域、嶺南地域等で拠点動物園を順次指定するという。
展示動物の福祉や管理不備が懸念されるなか、拠点動物園は野生動物との共存や動物福祉の向上を主導することが期待される。

【韓国環境部】

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