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[海外エコニュース一覧]

【アメリカ】2024.04.30 発表

アメリカエネルギー省、家庭用給湯機器の省エネ基準を強化

アメリカエネルギー省(DOE)は、各種の家庭用給湯機器に対するエネルギー効率基準を見直し、一連の基準強化措置のなかでは最大のエネルギー節約につながる新たな基準を最終決定した。
2029年から新基準への適合を義務付け、最も一般的なサイズの電気温水器についてはヒートポンプ技術を採用して基準を満たすよう求める内容である。これにより、新たに生産される貯湯式電気温水器の50%以上に同技術が使われることになるという(現在は3%)。
DOEによれば、新基準に適合した製品は現在市販されている製品より10%の省エネになる。新基準適合品が出荷されてからの30年間で、節約できるエネルギー量は国内の全住宅が1年間に使用するエネルギー量を上回るといい、1,240億ドルの光熱費節約、3億3,200万トンのCO2(約4,300万世帯分の年間CO2排出量に相当)の排出削減が見込まれている。
DOEは2023年7月に家庭用給湯機器の新基準を提案していた。なお、ガス瞬間湯沸器に対する新基準のみ、まだ最終決定には至っていない。

【アメリカエネルギー省】

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