メインコンテンツ ここから

[海外エコニュース一覧]

【ドイツ】2024.04.26 発表

ドイツ、再生可能エネルギー発電量が前年比で11%増加

ドイツ連邦環境庁(UBA)は、今年1月から3月における再生可能エネルギーによる発電量が前年同時期と比較し、11%増加したことを公表した。
これは、ドイツ再生可能エネルギー統計作業部会(AGEE)が算出した統計値と連邦ネットワーク庁が作成した系統拡張に関する市場マスターデータに基づいて出されたもの。ここでは陸上風力発電が2023年に国内の発電量のうち22%を占めたことからドイツで最も重要な電力源となり、ドイツ国内の褐炭火力発電と石炭火力発電による合計発電量を上回ったことが示されている。新規発電設備の認可数も増加しており、2023年には2016年以降で最も多く認可され、2024年1月から3月までの期間に2017年と2018年の2年間で認可された容量よりも多い風力発電設備が認可されたことが明らかになった。
また、洋上風力発電設備も増加しており、2023年には8.5ギガワットの設備が新設され、発電量の5%を占めたという。また、太陽光発電は最も顕著な増加傾向を示しており、国内に新設された太陽光発電設備は2023年には単年で過去最高、2022年の2倍となり(14.6ギガワット増)、総発電量に占める太陽光発電の割合は12%となった。2024年初頭にはこの傾向はさらに加速し、1月から3月までの期間で 3.7ギガワット分の設備が新たに設置されたことが分かった。

【ドイツ連邦経済気候保護省】

前のページへ戻る