ドイツ連邦環境省のレムケ大臣は、ドイツ環境問題専門家委員会（SRU）が作成した自然再生に関する提言書を受理した。
これは、SRUが生物多様性・遺伝資源科学諮問委員会（WBBGR）および森林政策科学諮問委員会（WBW）と共同で作成したもので、自然保護だけでなく、その状態の早急な改善の必要性を強調している。特に、ドイツ並びにヨーロッパレベルでの自然再生と野心的な再生政策のためのより良い枠組みの創出を提言している。
レムケ大臣は、「健全で安定した生態系は私たちの生存を保障し、気候危機との戦いにおけるパートナーであり、私たちの自然への対処が未来の生活条件に影響する」とし、「連邦政府の自然気候行動計画は気候保護と生物多様性保全を進める重要な手段のひとつであり、自然気候保護対策を講じなければ、ドイツは土地利用分野における気候保護目標を達成できないだろう。したがって、自然再生の推進と自然気候行動計画のための長期的な資金の確保とその拡大を求めるSRUの提言を支持する」と述べた。

【ドイツ連邦環境省】