【フランス】2024.04.02 発表
フランス政府は、住宅のエネルギー効率を向上させる改修に使う金利0%のローンéco-PTZの上限を、これまでの3万ユーロから最大5万ユーロまで引き上げた。
éco-PTZと、政府の省エネ改修支援制度MaPrimeRénov’の補助金を組み合わせ、実際の工事費用のうち補助金でカバーできない部分をéco-PTZが補う。融資限度を拡大し、借り手の資金負担を軽減して、利用者が安心して省エネ改修に踏み出せるようにするという。また同制度への申請と組み合わせることにより貸付機関へのローン手続きも簡素化した。対象となる工事は屋根や外壁、床の断熱工事、再生可能エネルギーを使った暖房・給湯設備の設置などで、内容によりローン上限は異なる。返済期限は最長20年で、利子は国が支払う。
éco-PTZはこれまでも簡素化が進められ利用者を増やしている。2023年には、2009年にéco-PTZが開始されて以来最多となる10万5,000件超の改修工事に資金を提供するなど、現在、省エネ改修の重要な資金調達手段になっている。
【フランス環境省】
https://www.ecologie.gouv.fr/levolution-du-dispositif-eco-pret-taux-zero-eco-ptz
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