【イギリス】2024.03.29 発表
イギリス政府は、迷子になったり盗まれたりしたペットがより迅速に飼い主と再会できるよう、ペットのマイクロチップ装着制度の改革を発表した。
マイクロチップ装着はペットを特定する最も有効・迅速な方法で、装着した犬は飼い主と再会する可能性が倍増する。イングランドでは2024年6月10日までに全ての飼い猫にマイクロチップを装着することが義務付けられている。
今回の改革は、マイクロチップの記録へのアクセス簡素化と情報の精度向上、データベース運用プロセスの標準化により、迷子ペットとの再会を支援する。ペットの行方不明が報告されているかを示すフィールドの提供をデータベース運用者に義務付けるなど、不審な行動を知らせる機会を増やすことでペットの窃盗防止を促す。また、承認済みユーザー(獣医、自治体、警察等)がマイクロチップの記録検索に使用できる中央ポータルも作成する。
この措置は動物福祉行動計画の公約、ペット盗難タスクフォースの重要勧告を踏まえたもの。発表に先立ち行われた意見公募では、回答者の96%以上が措置への支持を表明した。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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