【ドイツ】2024.03.25 発表
ドイツ連邦環境庁(UBA)に設置されているヒトバイオモニタリング(HBM)委員会は、尿に含まれるフタル酸モノ-n-ヘキシルの健康関連評価値(HBM値)として尿1リットルあたり60マイクログラムを示し、この値までは人体への健康影響はないとする知見を示した。
現在進行中のドイツ健康環境調査(GerES VI)では、成人の尿750検体のうち3 分の1以上でフタル酸モノ-n-ヘキシルが検出されたものの、そのすべてが評価値を下回ったとしている。
ドイツ連邦環境庁は、今後、利用可能な測定結果を健康上の重要性の観点から分類し、検査対象者が他の可塑剤にどの程度曝露しているのかも調査する。さらに、他の当局と協力し汚染源の解明に取り組むとしている。
【ドイツ連邦環境庁】
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