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[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2024.03.05 発表

イギリス政府、ペットとしての霊長類の飼育を事実上禁止へ

イギリス政府は、ペットとして霊長類を飼育することを事実上禁止する法案に署名し、成立させた。これは厳格な認可制度を導入し、新しい福祉や許可基準を満たす飼い主にのみ、霊長類の飼育を認めるものである。国内に5,000頭近くいるとされるペットの霊長類に動物園レベルでの飼育が求められるため、事実上、家庭で霊長類を飼育するのは不可能になるという。2026年4月6日発効。
この法律のもと、すべての飼い主には、それぞれの自治体で発行された許可証が必要になり、許可の条件に従わない場合は、無制限の罰金もしくは霊長類の没収になる。この新法は、専門家との協議、及び動物福祉行動計画に基づいており、動物の保護を一層推進するものである。
イギリスは、2021年に動物福祉行動計画を発表して以来、動物の感覚・感情を認める法律、動物虐待の厳罰化、接着剤付きトラップの禁止、フカヒレの輸入禁止など、を導入している。

【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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