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【ドイツ】2024.03.07 発表

ドイツ 予防的適応戦略策定に向けて市民が提言書を作成

ドイツ連邦環境省は予防的適応戦略策定に向けて実施した市民参加地域ワークショップの成果として作成された提言書を受理した。このワークショップは2008年に策定された「適応戦略」をさらに発展させる「予防的適応戦略」の策定に向けて連邦政府が実施したもので、5つの地域で無作為に選ばれた市民331人が2日間に渡り議論した。
市民は連邦政府が気候変動の影響に対してより断固とした行動をとることを望んでいることを提言書で示し、暑さ対策としての緑化推進や雨水の浸透を可能とする舗装、異常気象の中で健康維持や能力の発揮を可能にできるような対策を求めた。また、公共交通機関といった交通インフラが、異常気象の中でも確実に機能する必要性を述べている。
ローレンダー事務次官は、「市民は気候への影響をどのように減らし、生活の質を維持できるかを将来像とともに示し、政治に対し具体的な提言を行った。この提言書は、市民の視点や提案を考慮した新しい気候適応戦略の策定に役立つ。」と述べた。

【ドイツ連邦環境省】

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