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[海外エコニュース一覧]

【EU】2024.02.28 発表

欧州委員会、アグロエコロジーの促進と動物の健康・福祉の向上に助成

欧州委員会は、研究とイノベーションを助成する枠組プログラム「ホライズンヨーロッパ」(2021~2027年)により、農業関連の次の二つのパートナーシップに今後7年間に経費の2分の1、総額6億ユーロを拠出すると発表した。パートナーシップは、研究機関、研究助成団体、各国当局などで構成される。
1)アグロエコロジーに関する欧州パートナーシップ
農家が持続可能なシステムへ移行するためには、個々の農家や地域の状況に応じた知識と実践が必要である。このパートナーシップは、農家が「使える」農法の開発と提供を目指すリビングラボ(現場のニーズに即した課題解決の取組)と研究機関のネットワークの設立を支援し、アグロエコロジーの採用を加速する。
2)動物の健康・福祉に関する欧州パートナーシップ
食料の安全保障、環境保護、公衆衛生に寄与する健康で持続可能な動物の飼養を目指し、そのための研究・イノベーションのエコシステムの形成、動物の感染症の防止・発見・対処のための新たな方法論や製品の開発、また、動物の福祉向上の方法の調査、飼養状況のモニタリングツールの開発などに助成する。

【欧州委員会】

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