メインコンテンツ ここから

[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2024.02.14 発表

イギリス環境・食糧・農村地域省、「持続可能な農業インセンティブ」の利用が浸透しつつあると報告

イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、「持続可能な農業インセンティブ(SFI)」の申請が今回の受付開始から1万件を超えたと報告し、更なる申請を促した。
SFIは、環境を保護・改善しつつ、食料生産・農地の生産性・回復力を支える農家を助成するもので、現在、8戸に1戸の適格農家が申請しているという。2024年1月時点で、耕地17万4,000haが殺虫剤なしで管理、低投入草地7万1,000haが持続可能性向上に注力、約1万5,000kmの生垣が管理下にある。
DEFRAは、新たにSFIの助成対象となる約50の行動追加や、助成契約の平均額の10%引上げ、申請手続きの簡素化など、農家の意見を基にSFIを改善。SFIの申請やその検討を支援するため、オンラインセミナーや地域イベント等も準備している。
また、「農業イノベーションプログラム」の一環である「農地の環境レジリエンス」コンペティションの受賞プロジェクト24件を発表。植物や作物、畜産動物の長期的な問題を解決する技術開発に1,220万ポンド以上を助成する。

【イギリス環境・食糧・農村地域省】

前のページへ戻る