【EU】2024.02.08 発表
EU理事会と欧州議会は、歯科用アマルガムの段階的な使用禁止や、一部のランプを含む水銀使用製品の製造や輸出入を禁止する改正水銀規則について暫定合意に達した。水銀規則の改正案は、水銀フリーの社会の実現に向けて域内でまだ流通している水銀使用製品の問題に対処するため、2023年7月に欧州委員会が提示していた。
改正規則の主な内容は次のとおり。
・2025年1月1日から歯科用アマルガムの使用を全面的に禁止する(治療上やむを得ない理由がある場合を除く)。ただし、社会経済的な影響を考慮して18ヶ月の猶予を認める場合がある。
・2025年1月1日から歯科用アマルガムの輸出を禁止する。
・2026年6月30日から歯科用アマルガムの製造と輸入を禁止する(特例あり)。
・火葬場から大気中に放出される水銀の問題に対処する。
・6つの水銀使用ランプを製造や輸出入の禁止の対象とする(種類によって2025年12月31日からと2026年12月31日から)。
なお、改正水銀規則の発効にはEU理事会と欧州議会での正式な採択が必要である。
【EU理事会】
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