【アメリカ】2024.01.30 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、全米芸術基金とともに、水関連の課題をテーマにアーティスト・イン・レジデンス(芸術家が一定期間ある土地に滞在し創作活動を行う)事業を立ち上げると発表した。
水質不良や水の過不足、設備の老朽化の問題に加え、気候変動が招く予測困難な気象、海面上昇、洪水などにより水設備への負荷が高まっている。本事業は、芸術や文化の力でこれら水関連の課題に対する人々の認識を高め、より参加型の計画策定プロセスを創出し、水インフラへの投資を促すことを目的とする。2024年は、シアトルのデュワミッシュ川、ニューメキシコのリオ・グランデ川、ボストンのミスティック川など6ヶ所の国定河口域及び都市水パートナーシップ指定地で実施される。
これは、バイデン大統領の「芸術と人文科学に関する行政命令」のもと策定された。同命令は、連邦政府が協調して芸術・文化への投資を促し、不利な条件下にある地域社会に芸術に触れる機会を提供し、芸術と人文科学を通じて新たな発信を促し、芸術家や研究者に機会を与えることを目的としている。
【アメリカ環境保護庁】
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