【ドイツ】2024.01.24 発表
ドイツ連邦経済気候保護省(BMWK)は、経済構造研究所(GWS)に委託して実施した2022年の再生可能エネルギー部門の雇用者数に関する調査結果として、その雇用者数が387,000人を超えたことを公表した。雇用者数は前年比で 14.9% 増加し、2012年以来最高の雇用水準と2006年以来最大の年間増加率を記録した。
エネルギー源ごとでは、太陽光エネルギー部門の雇用者数は 前年比で22,800 人増加し、再生可能エネルギー部門の雇用全体の 22% を占めた。 陸上風力エネルギー部門は約9,000人減少し、洋上風力エネルギー部門は6,400人以上増加した。地熱・地中熱エネルギーでは、ヒートポンプ設置が進められたことにより雇用者数は20,100人増加した。バイオマス部門の雇用は安定した水準にあり、前年比で約9,900人増加した。
雇用者の業務で最も多かったのが、再生可能エネルギー設備や部品の投資業務であり、全体の3分の2を占め、前年比で23%増加した。ここには、ドイツ国内だけでなく、ドイツ製品の輸出先である海外における投資も含まれる。また、運用および保守の業務を担う雇用者数は前年比約3%増加の約 85,200 人であった。投資活動による不安定な雇用とは異なり、この分野の活動は、ゆっくりではあるが継続的に成長する安定した雇用基盤を提供している。ハーベック大臣は、「再生可能エネルギーの拡大は雇用の確保、そして新たな雇用の創出につながる。エネルギーシフトはドイツの繁栄と競争力に重要な貢献をしている。」と述べた。
【ドイツ連邦経済気候保護省】
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