【フィンランド】2024.01.19 発表
フィンランド環境省は、プラスチック製レジ袋の使用削減を進めるために同省とフィンランド商業連盟が締結した協定の中間評価結果を公表した。同協定は2016年に結ばれ、2025年末までに同国の消費者が使うプラスチック製レジ袋を1人あたり年間40枚に抑えるという目標を掲げる。約3,600の小売店が協定に参加している。
中間評価は環境省からの委託によりフィンランド環境研究所が実施し、2017~2022年の進捗状況について以下を報告した。
・2022年の1人あたりの年間使用枚数は約56枚だった
・新型コロナウイルス感染症の流行により増加した年もあったが、この期間全体として使用枚数は減少した
・野菜・果物用の薄いレジ袋は38%減少したが、大型の一般的なレジ袋は9%の減少にとどまった
・レジ袋削減に最も有効に寄与したのは有料化だった
年間40枚という目標はEU指令が求める水準である。2025年末までに実現するには消費者の行動を変えるための具体的な施策をさらに打ち出す必要があるとしている。
【フィンランド環境省】
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