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【国立環境研究所】2023.12.06 発表

国立環境研究所、トンボをモデルに温度上昇で在来種の採餌量が減少することを解明

国立環境研究所は、近畿大学大学院農学研究科および農学部の准教授等からなる研究グループが、国立環境研究所特別研究員らと共同で行った研究の成果を発表した。この研究では、温暖化に伴い急速に生物の生息地が変化した場合に、分布を拡大させた種(分布拡大種)が在来種に対してどのような影響を及ぼすのかについて、トンボをモデルに評価した。その結果、分布拡大種の存在が、温度上昇に伴う在来種の採餌量減少に影響を与える可能性を示した。

この研究成果は、分布拡大種が在来種に与える影響が温度上昇で深刻化する科学的実態を初めて実証した。今後、他の生物種においても同様の研究が進むことで、生物・生態系に対する温暖化の脅威の真相究明につながることが期待される。

この件に関する論文が、令和5年11月22日(水)に、英国王立協会が発行する科学誌“Royal Society Open Science”にオンライン掲載された。

詳細はプレスリリース参照。

【国立環境研究所】

プレスリリース

https://www.nies.go.jp/whatsnew/2023/20231206/20231206.html

記事に含まれる環境用語

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