【イギリス】2023.11.01 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)と林業委員会は、イングランドにおける森林造成や植林を支援するための農家や土地所有者に対する助成制度について、助成金の引上げなどの変更を発表した。樹冠被覆率を向上させることや、農家などによる一層の植林を支援することが狙いだという。
主な変更点は次のとおり。
・助成金を引き上げ、回復力があり管理が良い森林の造成を支援する。
・樹木の維持管理に対する助成の期間を5年延長して15年とする。樹木がしっかり根付くまで、維持管理が長期的に行われるようにする。
・植林の経費に対する助成の期間を1年延長して3年までとする。農家などは、予定通りに植え付けができない場合でも柔軟に対応しやすくなる。
政府は、2050年までにイングランドの樹冠被覆率を16.5%に引き上げることを目標としている。DEFRAは、植林を加速し、また、2030年までに自然の衰退を食い止め、2050年までに温室効果ガス(GHG)の排出を実質ゼロとする上で今回の措置は重要な役割を果たす、と説明する。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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