【EU】2023.10.27 発表
欧州委員会は、EUのバイオエネルギーに関する報告書を公表した。EUの再生可能エネルギー指令では、バイオエネルギーの持続可能性基準が定められており、また、欧州委員会は、リパワーEU計画において、持続可能な方法で生産されたバイオメタンの生産を加速させることを提案している。
報告書によると、2021年のバイオエネルギーの消費量は再エネ消費量全体の約59%を占めた。このうち、木炭を除く固形バイオ燃料が70.3%と最大で、次に液体バイオ燃料、バイオガスやバイオメタン、再生可能な都市廃棄物となっている。バイオガス生産量は2020年比1.7%増、固形バイオマスの一次供給量は2008年比33.5%増だという。
また、部門別では以下の点などが報告されている(データは2021年)。
・運輸部門におけるバイオ燃料の最終消費量は2013年比で39%増加した。
・熱生産に用いられたバイオマスの最終消費量のうち76%は固形バイオマスであった。
・電力部門でのバイオエネルギーによる発電量は再エネによる発電量の15%を占めた。
【欧州委員会】
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