【ドイツ】2023.10.21 発表
ドイツ連邦環境省(BMUV)は、ドイツ連邦環境庁(UBA)と共同で5つの地域の市民が参加する気候に適応した将来ビジョンの策定を目的としたワークショップの開催を公表した。ワークショップは、中部エルベ地域、ヴィスマール、デュイスブルク、ヴォルムス、ツヴィーゼルの5地域で実施され、それぞれの地域で無作為に選ばれた市民80人が2日間に渡り参加し、気候危機の影響に対する予防策など提言をまとめる。既に9月に実施されたオンライン対話、今回の市民ワークショップに続き、今後、連邦州政府、地方自治体、関連団体、学術分野の専門家による提言の策定も計画されている。
連邦政府は、2008年に策定されたドイツ適応戦略をさらに発展させる予防的適応戦略を2024年末まで完成させることを目指している。これは、2023年7月中旬に連邦内閣によって可決され、現在連邦議会で議論されている気候適応法案に基づくもので、市民や専門家による提言は、連邦政府の政策に反映される。
【ドイツ連邦環境省】
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