【ドイツ】2023.09.25 発表
ドイツ連邦環境庁(UBA)はポジションペーパーにおいて、廃棄物焼却施設における二酸化炭素回収・貯留(CCS)技術の実証実施を提言した。メスナー長官は、「世界規模でCCS技術は必要とされているが、これは気候保護の万能薬ではない。化石燃料から脱却できなければCCS技術は役に立たない。ドイツには人類と気候のために二酸化炭素を安全に貯蔵するための貯蔵施設があまりにも少なく、回避不可能な二酸化炭素排出の場合にのみCCS技術を使用すべきである」と述べた。
連邦環境庁は、リサイクル不可能な廃棄物から熱と電気を生産し、かつCO2も排出する廃棄物焼却施設で、まずこの技術を実証し、初期経験を積みつつ環境リスクの評価を行うべきだとしている。
【ドイツ連邦環境庁】
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