【イギリス】2023.09.29 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、イングランドにおける使い捨てプラスチック製品禁止の対象を拡大し、2023年10月1日からカトラリー、風船の持ち手、ポリスチレン製カップ・食品容器の供給を禁止する。また使い捨てのプラスチック製皿、トレー、ボウルの供給にも新たな規制を課す。陳列棚に並ぶ包装済み食品用の使い捨てプラスチック製品はこの措置の対象外となり、拡大生産者責任制度が適用される。
新たな措置は2023年1月に発表され、意見公募では国民から圧倒的な支持を得た。同国では2042年までに回避可能なすべてのプラスチック廃棄物をなくすことを目指しており、レジ袋有料化(2015年)、マイクロビーズ禁止(2018年)、ストロー、マドラー、綿棒の軸の供給制限(2020年)、プラスチック包装税導入(2022年)といった施策を展開してきた。今後は飲料容器のデポジット制導入やごみ収集システムの簡略化などの取組により、プラスチック汚染の根絶をさらに推進するという。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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