【アメリカ】2023.09.19 発表
アメリカエネルギー省(DOE)は、大西洋岸の地域において、強靭で信頼性の高い洋上風力送電網を整備・拡充するための行動計画を発表した。同計画は、連邦や州の政府、自治体、業界、利害関係者などへの提言を盛りこみ、第1世代の大西洋上風力発電プロジェクトを送電網に接続するために直ちに行うべきことや今後数十年で送電網を拡充するための取組についてまとめている。中長期的に、地域内の調整や送電線の共有、および高圧直流(HVDC)による系統連系などを行って効率的に陸上への送電を行う計画である。
また、今回DOEは、洋上風力発電の送電網拡充に向けた計画づくりや開発に関係する取組に先住民族や部族社会が参画しやすくするための支援プログラムも公表している。
これらの計画についてDOEは、2030年までに洋上風力発電容量を30ギガワット(GW)に拡大するというバイデン政権の目標を達成するための取組の一環であり、公平で持続可能な洋上風力エネルギーの開発や国内の洋上風力発電産業の振興、送電網の連系強化につながると説明する。
【アメリカエネルギー省】
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