【フランス】2023.09.12 発表
フランス環境省は、干ばつ・水不足対策の一環として、節水に取り組む地方自治体を支援する「10%節水チャレンジ」を開始した。フランスでは長期に及ぶ干ばつで水資源に深刻な影響が及んでおり、2023年3月、マクロン大統領は国全体の水の消費量を2030年までに10%削減するという目標を発表した。
今回のチャレンジは、参加する自治体に節水の方法や優良事例、管理ツールなどを提供して10%節水の達成を後押しするもので、環境省とAMORCE(環境移行をめざす地方自治体の全国ネットワークで、県・地域圏議会や企業も含め1,100以上の会員から成る)が、環境移行庁(ADEME)や各地の水機関の協力を得て実施する。
チャレンジでは水消費量の現状把握、水道管漏水の発見と修復、公共施設の節水・水回収の設備設置など10項目の推奨策をまとめており、今後これらの詳しい内容や具体例、水消費量の変化を追跡できるオンラインツール等を公開する。2026年には全参加自治体のもとで最終的な評価を行うという。
【フランス環境省】
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