【アメリカ】2023.08.30 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)はエネルギー省(DOE)、国立エネルギー技術研究所(NETL)とともに、石油・ガス部門からのメタン排出削減のため、州に対して最大3億5,000万ドルを助成すると発表した。インフレ抑制法に基づいて創設された15億5,000万ドルの「メタン排出削減プログラム」による今回の拠出では、アメリカの産業で最大のメタン排出源である石油・ガス部門からの排出を抑制することによって同国の気候や大気の目標の達成の前進を図る。
助成を受ける各州は以下のような取組を行う。
・旧型の低生産性施設からの漏出や通常の操業による排出を削減する油井・ガス井の所有者・事業者への支援
・環境を回復する油井・ガス井の所有者・事業者への支援
・旧型の低生産性施設からの排出の監視
「メタン排出削減プログラム」では他にも様々な活動(不利な条件下の地域社会での健康被害の軽減、気候回復力向上など)に対して財政的・技術的支援を提供していく予定であり、エネルギー産業における雇用の創出や短期間でのメタン排出削減の実現が期待されるという。
【アメリカ環境保護庁】
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