【国際機関】2023.08.23 発表
世界気象機関(WMO)は、拡大アフリカの角地域(エチオピア、エリトリア、ジブチ、南スーダン、スーダン、タンザニア、ケニア、ソマリア、ウガンダ)の2023年雨季(10~12月)の雨量は平年を上回り、水害の危険もあると予報した。
発達しつつあるエルニーニョ現象とインド洋ダイポールモード現象(IOD)が相まって、これまでの深刻な干ばつは一転、豪雨となる可能性がある。
エチオピア南部、ケニア東部、ソマリア南部などは、きわめて高い可能性(80%以上)で平年を上回る雨量となる。一方、ウガンダ南西部と南スーダン南西部では、平年より少雨の可能性がある。
雨季入りは、平年並みか遅い地域もあるが、予想では特に雨量増加が予測される地域で平年より早く、水害リスクが高まる。すでに2023年3月~5月に広範な地域で大雨が降っており、来る雨季の大雨はリスクを上昇させる。雨季の間の気温は、ほぼ全域で平年を上回ると予測される。サバクトビバッタの増殖、疾病増加、土砂災害など懸念は多く、WMO地域センターは早期対策を警告した。
【世界気象機関】
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