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[海外エコニュース一覧]

【アメリカ】2023.08.21 発表

アメリカ環境保護庁、オゾンに関する国家環境大気質基準の見直しに着手

アメリカ環境保護庁(EPA)は、オゾンに関する国家環境大気質基準(NAAQS)について、最新の科学を反映して見直しを行うことを明らかにした。EPAのリーガン長官は、独立の大気浄化科学諮問委員会(CASAC)の報告を入念に検討した結果、最新の科学的知見に対し徹底した透明性のある評価を行って同基準を十分かつ全面的に見直す必要があることは間違いない、と説明する。
EPAは、透明性の確保や科学的公正性、環境正義に配慮し、国民の意見を取り入れるなどしながら見直しを行っていくとし、数日後から情報やデータなどの提供を受け付けるという。2024年には、科学界や一般市民から意見を集めるためのワークショップの開催や統合見直し計画書の公表などを予定している。
同基準については、2015年に70ppbへと厳格化されたが、2020年には、見直しの必要性を示唆する新たな情報がほとんどないとの判断から前政権による基準の据置きが決まった経緯がある。しかし、EPAは2021年10月、この据置き決定を再検討すると発表していた。
【アメリカ環境保護庁】

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