【ドイツ】2023.07.31 発表
2023年8月1日に代替建材令に定められた新しい基準が施行する。これは、掘削土、建築物の瓦礫、スラグなどの鉱物性廃棄物を用いた代替建材の生産と使用に対してドイツ全国で初めて導入される高い環境保護を求める品質基準である。ドイツでは年間約2億5,000万トンの鉱物性廃棄物が排出されており、国内で発生する全廃棄物の約60%を占めている。一方でこれらの廃棄物は非常に高い割合で再利用が可能であることから、代替建材としてすでに多くの場所で使用されている。連邦環境庁のキューン政務官は、「建設分野における循環経済に向けて大きな一歩を踏み出した。高品質で環境に無害な二次建材は、今後、廃棄物とみなされず、建設業者にとってより魅力的なものとなる」と述べた。
【ドイツ連邦環境省】
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