【アメリカ】2023.07.21 発表
アメリカエネルギー省(DOE)は、家庭用給湯器のエネルギー効率について新基準を提案した。
電気給湯器、ガス瞬間湯沸器に対し、それぞれヒートポンプ技術、凝縮技術の利用によるエネルギー効率向上を課す。
現行の基準は2010年制定で陳腐化しており、その後の技術発展に合わせた改正となる。
成立すれば、2029年モデルから適用される。
ガス貯湯給湯器、ガス瞬間湯沸器、石油燃焼式給湯器については、最低基準を引き上げる。
給湯は家庭のエネルギー年使用量と光熱費の13%を占める。新基準実施により、アメリカ全体として光熱費は年114億ドル節減され、今後30年間で5億トンの温室効果ガス排出の削減となる。
政府は税額控除、割戻等のインセンティブを設け、ヒートポンプ給湯器の普及を図る。
DOEは、啓発サイト(省エネ・ハブ)を開設し、製品種別に消費者向け省エネ情報を提供している。DOEは製品のエネルギー効率基準の見直しを進めており、2023年のこれまでに、18種の製品について効率基準を提案又は制定した。
【アメリカエネルギー省】
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