【環境省】2023.07.12 発表
環境省は、岡山県水島港の国際コンテナターミナルのコンテナ及びその周囲において、特定外来生物であるコカミアリ(Wasmannia auropunctata)が確認されたと発表した。
国内ではこれまでに、成田空港での輸入植物検疫において、コカミアリとして確認された事例が平成 26 年に報告されているのみ。
コカミアリは、高い繁殖能力を持つこと、非常に小型(働きアリは体長1~2mm程度、女王アリは4.5mm程度)で発見しにくいことから、国内に一旦定着すると、根絶することは非常に困難。
そのため、侵入監視により早期発見、早期防除することで、定着前に根絶を図ることが極めて重要。
刺されるとアルカロイド系の毒によって非常に激しい痛みを覚え、水疱状に腫れる。1コロニー当たりの産卵量も多く、コロニーの増殖や分布拡大の能力が高い。
今後、発見された地点周辺及び当該コンテナの国内経由地等についても、調査と防除を継続する。
【環境省】
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