【EU】2023.06.16 発表
欧州委員会はEUエネルギーラベル規則に基づき、スマートフォン及びタブレット端末の購入の際、消費者が情報を基に持続可能な選択ができるよう支援する規則案を提出した。同案の下、EU域内で販売されるこれらの製品は、エネルギー効率やバッテリー寿命、防水防塵性能、落下強度等の情報表示、修理可能性の点数表示(EU市場で初)を義務付けられる。ラベル表示には現行のスケール(A~G)を用い、欧州製品登録簿(EPREL)で追加情報を提供する。
また、同日、携帯・コードレス電話及びタブレット端末のエコデザイン(環境配慮設計)の要件(不測の落下・引掻き傷への耐性、防水防塵性能、バッテリー初期容量の80%以上を維持し800回以上充放電可能、最低5年間のOSアップグレード提供等)を示す規則案が欧州議会及び理事会により承認された。
これらの規則により、携帯電話やタブレット端末の消費電力は2030年までに年間14テラワット時(現在の消費電力の3分の1に相当)減少、重要原材料の使用最適化・リサイクル促進も加速するという。
【欧州委員会】
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