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[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2023.05.26 発表

イギリス環境・食糧・農村地域省、気候変動や貧困に対する自然ソリューションのための研究助成で申請を開始

イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、気候変動や貧困に対する自然の力を活かした解決策(自然ソリューション)の研究のための助成制度(総額4,000万ポンド)から、初回の助成枠700万ポンド分の申請受付を開始したと報告した。国内外のNGOや学術機関などから申請を受け付けている。助成金は、気候変動への対処、及び気候変動の影響を受けやすい人々の生計の向上に役立ちうる生物多様性の保全と持続可能な利用についての、政策的に意味を持つ研究に充てられる。
この助成は「気候のための生物多様性に関するグローバルセンター(GCBC)」が実施する。GCBCはイギリスの政府開発援助(ODA)プログラムであり、生物多様性が世界のODA対象国における気候変動や貧困の問題の解決に果たしうる役割について研究を進め理解を深めるために設立された。GCBCの試行期間には、フィリピンにおける閉鎖鉱山の環境・社会的な影響の改善やマレーシアにおける温度変化に強い海藻品種の開発など、様々な革新的プロジェクトに資金が提供された。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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