【国際機関】2023.03.28 発表
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、「世界エネルギー転換展望(WETO)プレビュー2023」を発表した。世界のエネルギー転換は進展しておらず、世界的な危機の影響によって悪化、エネルギー転換を成功させるには、大胆かつ斬新な方法が必要だという。
電力部門ではエネルギー転換が顕著で、再生可能エネルギーは発電の40%、2022年に追加された世界の電力の83%を占める。しかし、温暖化を1.5℃に抑えるには、展開レベルを現在の3000ギガワット(GW)から2030年までに1万GWに増やす必要がある。
また投資ニーズを拡大し、投資額や種類の変更を要請して、エネルギー転換を優先するよう警告している。エネルギー転換技術への世界の投資額は、2022年に1兆3000億ドルに達しているが、温暖化を1.5℃に抑えるには、2030年までに35兆ドルを投資し、効率性や送電網の拡大・柔軟性などを優先させなければならない。
「WETO2023」は、2030年へ向けた今後5年間の進展を促す効果的な方法を提案するものである。
【国際再生可能エネルギー機関】
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