【EU】2023.03.28 発表
EU理事会は、乗用車・バンの新車のCO2排出基準に関する規則の改正案を採択したと発表した。改正「規則」は公報登載の21日後に発効する。
・2030~2034年に、CO2排出量を乗用車の新車は2021年比55%、バンの新車は50%削減、2035年以降は、ともにゼロ排出とする。
・2025~2029年末まで、一定のゼロ・低排出車の販売数(乗用車は25%、バンは17%)を達成した製造者のCO2排出削減目標を緩和するなど、インセンティブ制度を実施する。
・車からの排出削減に対する排出クレジットの上限を、現在の年7g/kmから2030~2034年は最大で年4g/kmまで引き下げる。
・小製造業者に対する免除は2035年末までとする。
・2035年以降の合成燃料(e-fuel)に関しては、「規則」前文の言及に従い、欧州委員会は、ステークホルダーとの協議の後、提案する。
・2026年に、欧州委員会は、見直しの可能性も含め進捗を評価する。見直しに際しては、プラグインハイブリッド技術などの技術発展と有効で公正な移行を考慮する。
【EU理事会】
Copyright (C) 2009 ECO NAVI -EIC NET ECO LIFE-. All rights reserved.