【国際機関】2023.03.21 発表
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、「再生可能エネルギー容量統計2023」を発表した。それによると、2022年の再エネ新規発電容量は史上最大の前年比295GW、9.6%の増加をみた。再エネ既存容量では水力発電が37%で最大であるが、新規導入容量の90%は太陽光と風力である。太陽エネルギーは22%、風力は9%、水力は2%、バイオエネルギーは5%、地熱は小幅の増加であった。再エネの新規発電容量中の割合は、2021年の78%から83%に増加した。増加幅の大きい国は中国(13.8%)、アメリカ(7.8%)で、地域別ではアジア(12.0%)、ヨーロッパ(8.8%)、オセアニア(10.6%)、南アメリカ(7.4%)、中でも中東は12.8%と中東史上最大の伸びを示した。2022年末の再エネ発電設備容量は3372GW、総発電設備容量中の割合は前年より2%増の40.2%となった。IRENAのカメラ事務局長は、1.5℃目標達成のためには、2030年までに現在の3倍量の再エネ新規導入が必要と語った。
【国際再生可能エネルギー機関】
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