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[海外エコニュース一覧]

【アメリカ】2023.03.14 発表

アメリカ環境保護庁、飲料水中のPFASを規制するための初の国家基準案を発表

アメリカ環境保護庁(EPA)は、飲料水中のPFAS(ペルフルオロアルキル化合物とポリフルオロアルキル化合物)を規制するための初の国家基準案を発表した。
うちペルフルオロオクタン酸(PFOA)とペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)は個別の汚染物質として規制対象とし、測定可能な4pptの濃度レベルで規制する。
PFNA、PFHxS、PFBS、GenXの4種類は混合物として規制対象とし、これらのうち1以上を含む混合物について、ハザード指数計算(複数の化学物質の有害度の合計値)を使用して潜在的リスクを判断する。

公共上水道は、これら化学物質のモニタリングが義務となる。規制値を超えた場合、住民に通知し、汚染を削減しなければならない。インフラ投資法により汚染対策として100億ドルが支出される。

政府は、2021年10月のPFAS戦略ロードマップ発表以来、水質浄化法の強化による水系へのPFAS放出の制限、化学物質のデータ・安全性規則の強化などに取り組み、2023年から全米の水道水のモニタリングを実施している。
【アメリカ環境保護庁】

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