カナダ政府は、野生生物の保護や国民と自然との有意義な関わりを促進するプロジェクト3件に232万ドルを拠出する。プロジェクトは次のとおり。

・ニューブランズウィック州の国立野生生物保護区（NWA）に関するプロジェクト（140万ドル）：
　先住民の歴史や知識を得る方法をより良く案内したり、絶滅危惧種などの生息地を保護したりするための取組を行う。加えて、気候変動の影響を示す、気候変動の緩和に果たす自然の役割などをビジターに伝えるといった取組なども行う。

・ニューファンドランド・ラブラドール州におけるプロジェクト（69万ドル）：
　保護区域の創設やこのための方法を探る。より具体的には、州として重要な湿地を特定し保護を強化する政策の策定を目指す、自治体の保護区域をOECM（保護地域以外で生物多様性保全に資する地域）と認める、文化的に重要な湿地を調査し記録するなどの取組を進める。

・オンタリオ州のNWAに関するプロジェクト（23万ドル）：
　少数派コミュニティへの配慮や同保護区へのアクセスの向上、自然との有意義な関わりの促進等のために、より包摂的な取組を行う。

【カナダ環境・気候変動省】