【ドイツ】2023.02.20 発表
ドイツ連邦環境省は、連邦環境庁(UBA)と持続可能な建築委員会(KNBau)が作成した住居の提供と気候保護に関するポジションペーパーを公表した。住宅不足は多くの都市で社会問題となっていると同時に、建築部門は長年にわたり環境・気候保護目標を達成できていない。ポジションペーパーでは、この問題に対処するために最も重要な手段は既存の建物を可能な限り維持し、最善の方法で改修することだとしている。温室効果ガスの排出と原材料の不必要な大量消費を回避するためにモデル建築法と各州が独自に策定している建築基準法を適合させ、将来的により野心的な持続可能性に基づく基準を導入し、資源保全や特に生態系に配慮した建材の使用を支援する枠組み作り、建物の屋根への太陽光発電設備の設置促進などを進めていく必要があるとしている。
【ドイツ連邦環境省】
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