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[海外エコニュース一覧]

【EU】2023.01.19 発表

欧州委員会、洋上再生可能エネルギーの拡大を目標とする地域ごとの協定が成立したと発表

欧州委員会は、洋上再生可能エネルギーの拡大を目標とする地域ごとの協定が成立したと発表した。
EUは、欧州横断エネルギーネットワーク(TEN-E)規則により、国境間のエネルギーインフラの整備を促進しエネルギーの安定供給を目指す。2022年の改正TEN-E規則は、新たに洋上再生可能エネルギー発電に関する章を設け、目標達成のための地域協力体制として地域協定の締結を義務付けた。これに従い、2023年1月19日、欧州の5つの海域(北海、バルト海、地中海西部・カディス湾、大西洋、地中海東部・黒海)ごとに関係加盟国が地域協定を結んだ。
協定は努力目標ではあるが、5つの地域協定の洋上再生可能エネルギー発電新設容量の目標値を合算すると、2030年目標は111GWとなり、2020年制定のEU洋上再生可能エネルギー戦略の2030年目標60GWの2倍の速度で整備が進む。最終年2050年の目標は317GWで同戦略の目標と一致し、戦略は達成をみる。協定は2024年12月に更新され、以後2年ごとに更新される。
【欧州委員会】

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