【国連】2023.01.17 発表
国連環境計画(UNEP)と金融情報サービス国際企業S&Pグローバルの持続可能性関連情報提供部門のサステイナブル1は、企業活動の自然に及ぼす影響と自然への依存度を分析するための方法を示す「自然リスクプロファイル」を公開したと発表した。これにより企業や投資家は、自然関連リスクを特定・定量化して、ネイチャーポジティブな企業活動や投資を行える。世界のGDPの半分は自然に依存しているといわれ、世界経済フォーラムの「グローバルリスク報告書2023年版」も生物多様性の消失を重大なグローバルリスクの4位にあげている。また、2022年12月の生物多様性条約締約国会議(COP15)で採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」においても企業の生物多様性リスクに対し政策的措置の実施が謳われ、自然リスク対応への産業界の関心が高まっている。「自然リスクプロファイル」は、企業・金融機関の代表等で構成される自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)が作成を進めるリスク管理・開示枠組と整合性が図られている。
【国連環境計画】
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