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【国連】2023.01.16 発表

国連環境計画、持続可能な冷却手段の推進を目指す取組の一環でCOP28に向けた方策を公表

国連環境計画(UNEP)が主導する、高効率で気候に優しい冷却手段の推進を目指す取組「クール・コアリション」は、取組を約束してもらう制度や、国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)に向けた行動メニューを準備することを明らかにした。各国や非国家主体が持続可能な冷却手段とこれへの広範で公平なアクセスの確保に取り組むよう促すという。世界には気候に優しい冷却手段を利用できない人が約25億人いる。また、冷却手段がなく酷暑の影響を受けるリスクが高い人は10億人以上にのぼる。ただ、エアコン等の従来型の冷房に起因する温室効果ガス(GHG)は世界のGHG排出量全体の7%以上を占めており、適切に対処しなければ冷房用のエネルギー需要もGHG排出量も2050年までに3倍に増えるという。UNEPは、持続可能な冷却は気候変動対策にとって非常に重要だとし、持続可能なかたちで冷却ニーズを満たせば10億人以上が気候変動に適応でき、2030年までにエネルギー移行コストを3.5兆ドル削減することが可能だと説明する。
【国連環境計画】

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