【イギリス】2023.01.14 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、2023年10月からイングランドで使い捨てプラスチック製品の禁止品目を拡大すると発表した。今回の措置により、使い捨てプラスチック製皿、トレー、ボウル、カトラリー、特定のポリスチレン製カップや食品容器等を小売店や食品販売店などで提供できなくなる。但し、陳列棚に並ぶ包装済み食品に使われる物については、拡大生産者責任制度に組み込まれる。
現在、イングランドで消費される使い捨てカトラリーや皿のうち、リサイクルされるのは僅か10%に過ぎないという。プラスチックは分解に数百年を要し、海や川、土地に深刻な被害をもたらすほか、その製造から処分まで温室効果ガスの主要排出源でもある。同国ではすでにレジ袋の有料化、マイクロビーズの禁止、使い捨てプラスチック製ストローやマドラー等の供給制限、再生プラスチック含有30%未満の包装材への課税を導入。今後は飲料容器のデポジット制や一貫したリサイクル回収計画を推進、ウェットティッシュやたばこフィルター等の措置も検討している。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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