【研究機関】2023.01.04 発表
世界気象機関(WMO)は、ヨーロッパの2023年は記録的な高温の中で明けたと報告した。各地で、12月または1月の日最高気温を更新した。例えば、2022年12月31日、ドイツ、ドレスデンで19.4℃、チェコ、プラハで17.7℃を記録、各々の過去最高気温(1961年12月5日の17.7℃、17.4℃)を更新した。2023年1月1日に、スペインのビルバオ空港で25.1℃(過去最高は2022年1月1日の24.4℃)、フランスのブザンソンで18.6℃(1918年1月の16.8℃)、ポーランドのワルシャワで18.9℃(1993年1月の13.8℃)、デンマークのロラン島で12.6℃(2005年1月10日の12.4℃)を記録した。地中海域の高気圧・大西洋の低気圧という気圧配置が、アフリカ北西部の暖気を呼び込んだ。北大西洋の海面水温は1~2℃以上の平年超えで暖気の気温は上昇し、この記録的高温となった。スペイン、フランス、ドイツ、イギリス等の気象当局が、2022年は史上最高温の年と発表したところであった。
【世界気象機関】
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