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[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2022.12.20 発表

イギリス気象庁、2023年の世界平均気温も産業化前を1℃以上上回ると予測

イギリス気象庁は、2023年も世界気温が最も高い年のひとつになるとの予測を公表した。同庁によると、2023年の世界平均気温は産業化前(1850~1900年)の平均を1.08~1.32℃(推定中央値1.20℃)上回る見通しである。世界平均気温が産業化前より1℃以上高くなるのは2014年から10年連続となる。同庁の気候モデルでは、3年間続いたラニーニャが終息し、熱帯太平洋が相対的に温暖な状態に戻ると示唆されているため、2023年の世界気温は2022年よりも高温になる可能性が高いという。エルニーニョは先行発生しておらず、記録を更新するまでには至らないとしても、温室効果ガス(GHG)排出量の世界的な増加を背景に高温が見込まれるとのことである。なお、2021年末に同庁が発表した、産業化前との比較による2022年の世界平均気温予測(推定中央値1.09℃)は、実際に観測された気温とかなり一致しており、2022年1~10月のデータに基づけば同年の世界平均気温は産業化前の水準を約1.16℃上回っている。
【イギリス気象庁】

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