【EU】2022.12.19 発表
欧州委員会は、化学品の分類、表示および包装に関する規則(CLP規則)の改正案を発表した。主要点は次のとおり。
1)危険有害性分類に下記を加える。
・人の健康に対する内分泌かく乱性
・環境に対する内分泌かく乱性
・PBT(難分解性、生体蓄積性、有毒性)又はvPvB(極めて難分解性、高生体蓄積性)
・PMT(難分解性、移動性、有毒性)又はvPvM(極めて難分解性、高移動性)
2)表示のフォント、色等を消費者に分かりやすいものにし、サプライヤーの利便、経済性に配慮して、リフィル(量り売り)販売の明確な規定、折りたたみラベルの利用の促進、給油・洗剤等低有害性製品のリフィル販売・ペン等小型包装製品等における例外規定を導入する。
3)オンライン販売製品の不遵守に対応するため、プラットフォーマーやサプライヤーの表示義務履行を徹底する。
危険有害性分類の追加は、分類の調和化プロセスの効率化のため、欧州議会・EU理事会の同意のみで成立する委任法により実施される。2023年早々に発効予定。
【欧州委員会】
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