ドイツ連邦経済気候保護省のケルナー政務次官は、中小企業における気候保護と持続可能性への変革を支援する多数の施策をまとめた包括的な行動計画を公表した。これは、対話と作業プロセス「中小企業、気候保護、変革」の枠組みの中で、中小企業との対話により策定されたもの。再生可能エネルギーの大規模な拡大やグリーン電力の長期契約の促進、電気や水素のインフラ拡大、外国人技能労働者の採用・配置、教育訓練規則、融資プログラムのさらなる充実、サステナビリティレポートに関する規制やデューデリジェンスへの対応支援、循環型経済の促進、そして部門ごとの対策などが含まれている。ケルナー政務次官は、「気候保護目標の達成には経済の脱炭素化に向けた大規模な投資が必要であり、これは中小企業部門と連携してこそ成功する。中小企業は住宅の断熱や新しいリサイクルアイデアの開発などの変革を実現する存在であることから、中小企業の生産プロセスを気候変動に左右されない形にすることが重要である」と述べた。
【ドイツ連邦経済気候保護省】