【EU】2022.11.24 発表
欧州委員会は「プラスチック汚染を終わらせるための高い野心連合」に参加し、2040年までにプラスチック汚染の根絶を目指す新たな国際条約の策定に向けた交渉において主導的役割を果たしていく意向を明らかにした。同連合は、2022年3月の第5回国連環境会議で、プラスチック汚染をなくすための法的拘束力を持つ新たな協定に向けた政府間交渉の開始が合意されたことを受けて発足した。ノルウェーとルワンダを共同議長として国連加盟国のほぼ3分の1が参加し、今後の政府間交渉に情報を提供していく。これまでに世界で発生した70億トンのプラスチック廃棄物のうちリサイクルされたのは10%に満たず、環境中に放置されるなどで環境と人の健康に深刻な被害を与えている。EUは、新たな条約では環境へのプラスチックの放出を防ぐための義務の導入とプラスチックのライフサイクル全体を対象とする循環型のアプローチの採用が重要であるとしている。政府間交渉は2022年11月28日にウルグアイで開始される。
【欧州委員会】
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