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【国連】2022.11.15 発表

国連環境計画、「気候と大気浄化の国際パートナーシップ」閣僚級会合を開催

 国連環境計画(UNEP)は、「気候と大気浄化の国際パートナーシップ(CCAC)」閣僚級会合を開催した。この会合では、40を超える参加国の大臣や首脳が、政府間組織や企業、市民社会団体などのパートナーと一堂に会し、新たな共同取組の公表、自国で行われた活動の報告、「短寿命気候汚染物質(SLCPs)」大幅削減への関与の再確認を行った。また新たな報告書「2030年までのCCAC-UNEP基準メタン排出量予測」も発表。それによると、特段の対策のないケースでは、メタンガス排出量は2020年比で2030年までに5~13%増加するものの、メタンガス排出量30%削減を目指す「世界メタン誓約」が達成された場合、気温上昇は基準メタン排出量予測と比較して、2040~2070年の間に少なくとも0.2℃抑えられ、世界中に様々な恩恵をもたらすという。
 CCACは、メタンやブラックカーボン(黒色炭素)、対流圏オゾン、ハイドロフルオロカーボン類(HFCs)などのSLCPsを削減する行動を通じて気候を守り、大気質を改善する国際的なパートナーシップで、71の国及び78の政府間組織や非政府組織と連携して活動している。
【国連環境計画】

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