【国土交通省】2022.11.01 発表
国土交通省は、CO2排出量削減効果の高いSAFの原料(ニートSAF)を輸入した上で国内にてジェット燃料と混合し、航空機に給油する一連のサプライチェーンを構築するための実証事業を実施する。
※SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)は、バイオマス原料等を基に製造されたジェット燃料で、通常の燃料と比べて約8割のCO2削減効果がある。
ニートSAFは、混合SAFに比べて少量の輸送で済むことから、「エコな燃料を、よりエコな方法で輸送する」ことにもつながるもので、今回の実証事業が日本初の取り組み。
輸入ニートSAFは国内での使用実績がなかった。今回の実証事業では、実際にフィンランドの工場で生産されたニートSAFを輸入し、国内の製油所においてジェット燃料と混合し、中部国際空港に輸送して航空機に使用することによりSAFのサプライチェーンの実証を実施する。
また、日本の各航空会社は2030年に燃料使用量の10%をSAFに置き換えることを目標としている。
中部国際空港を拠点としている飛行検査機もSAFを用いることによって、航空局における脱炭素化を進めていくこととしている。
【国土交通省】
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