【ドイツ】2022.11.09 発表
ドイツ連邦内閣は国家泥炭地保護戦略を採択した。この戦略は自然気候保護行動計画の一部であり、連邦政府の気候保護目標達成に貢献し、泥炭地特有の生物多様性の保護・回復を目的としている。ドイツにおける温室効果ガス排出量の7.5%(二酸化炭素換算で約5300万トン)が、排水対策や泥炭利用による泥炭土の分解に起因している。国家泥炭地保護戦略は、連邦政府と州政府が2021年秋に共同で採択し泥炭地保護強化に向けた目標協定と連携したものであり、農林業部門における目標と対策を示している。連邦政府は、再湿潤化対策により泥炭地からの年間温室効果ガス排出量を2030年までに少なくとも500万トン削減することを目指しており、模範的な湿地帯対策を施していくとしている。
【ドイツ連邦環境省】
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